指数との連動率

リスク分のリターンの考え方でファンドを選ぼうと思っても、今はほとんどの投資信託がマイナスリターンとなっていますので、実は比較のしようがありません。
 このようなときには、市場が回復してきたときにきちんと戻ってくるのかどうかがひとつの指標になります。投資信託は運用の指標となる指数や参考指標を設定しているものが多いですので、それと比べてどうかという比較になります。
 例えば日本株で幅広く運用するファンドであれば、TOPIX、つまり東証株価指数などの指標との連動率をみるということです。
 連動率が高いということは、市場全体が回復してきたら、そのファンドのリターンも上昇することが期待されることになりますが、連動率が低ければ、市場が回復してもそのファンドは戻らない可能性があります。もちろんそのようなファンドであれば、市場全体が下がってもそんなに下がらないという可能性もあります。