2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

真の「グローバル」ファンドとは

かつて「グローバル」や「世界」もしくは「海外」などが名前に付いたファンドは、株式ファンドも債券ファンドも、すべて先進国のみに投資するものでした。グローバルといっても一部の地域に限られていたわけです。最近は新興国も含めて、ようやく「グローバ…

G20

鳩山新首相の外交デビューとなった、金融サミットが終了しました。日米で新政権が誕生するのを待っていたかのように、時代はG7、G8から、G20へと舵を切っています。日曜日のテレビでどなたかが、「日米民主党への政権移行も、新興国を含めたG20の国際議論も…

スローライフその1.読書に耽る(11)

読書の秋です。先週は芸術の秋といったようにも思いますが、まあ忘れておいてください。 古い本ですが先週、庄野潤三さんの「プールサイド小景」を読みました。昔読んだ記憶がかすかにありますので、読み直しだったかと。最近第三の新人と呼ばれた小島信夫さ…

エマージング投資の広がり

2003年に世界の株式市場が底をつけてからは、先進国以上にエマージング関連株式投信が人気を集め始めます。2004年から05年にかけてはインド株ファンドが大きなブームとなりました。その流れはロシア、南米、そして中東、さらにはアフリカへと広がります。

スローライフその4.芸術を極める(10)

芸術の秋です。さまざまな展覧会やコンサートが開かれています。反対に夏の催しとして、そろそろ幕を閉じようかというものもあります。 横浜のパシフィコで開かれている「海のエジプト展」もそろそろ終幕を迎えます。海に沈んだかつてのエジプトの街を海底か…

本格的な海外投資の始まり

90年代半ばからは、チャイナ・ファンドの時期を経て、いよいよ本格的な海外投資がスタートします。そこで注目されたのが、先進国のソブリン債に投資するファンドでした。「毎月分配」という新しい商品性と、98年12月から参入した銀行チャネルを活用し、瞬く…

かつての投信はほとんどが日本株

ではそれまでの投資信託はどんなものだったかというと、日本株ファンドにつきます。日本株のグロースやバリュー、または小型株など、日本株のバリュエーションがほとんどでした。当時は環境関連ファンドですら、日本国内のみを対象としていました。 国内の金…

売れなかった海外株ファンド

90年代半ばに始まった中国の株に投資する投資信託、いわゆる「チャイナ・ファンド」が設定され始めるまでは、海外の株に投資する投資信託は、ほとんど設定されていませんでした。もちろん「グローバル株式ファンド」といったような名称で、商品としては存在…

祝!イチロー選手9年連続200本安打

祝!イチロー選手9年連続200本安打。たいへんすばらしい!記録ですね。日本人初の野手のメジャーリーガーが偉大な記録を作るとは、アメリカ人は考えてもいなかったことでしょう。アメリカかの背中も遠い日本の投信業界にも元気が出る話題です。 さてイチ…

スローライフその3.田舎に暮らす(10)

新幹線で出張することが多いのですが、思わず「おっ」と身を乗り出す風景があります。それは谷や海辺、川辺など風光明媚な地域にある家です。新幹線が隣を走っているのに乗ることができない交通の「不」便とか、問題はあるのでしょうが、日本の自然を堪能で…

コンドラチェフの波

最も長いものが「コンドラチェフの波」です。これは5、60年周期で、技術の大きな革新が時代を変えるということです。今まで4つの波がありまして、1790年辺りからの産業革命、次が1840年代からの鉄道革命、次に1900年辺りからの自動車産業革命、そして1950年…

キチン、ジュグラー、クズネッツ

「キチンの波」は約40ヶ月周期のもので、在庫循環とも呼ばれます。過剰生産となった場合でも、だいたい40ヶ月でハケるだろう、ということでしょう。「ジュグラーの波」は10年周期で、設備循環とも呼ばれます。10年経ったら最新鋭のマシーンが必要になるとい…

景気のサイクル

経済の周期といえば景気サイクルです。有名なものが4つあります。 短いものから順に、「キチンの波」「ジュグラーの波」「クズネッツの波」「コンドラチェフの波」となります。試験に出そうな名前ばかりです。

祝!メジャー通算2000本安打

イチロー選手がメジャー通算2000本安打を達成しました。本当におめでとうございます。自己管理がしっかりし、まだまだ打ちそうなイチロー選手。記録はどこまで伸びるのでしょうか。 さて東洋と西洋の時代が交互にくるという、800年周期説というものがありま…

スローライフその2.月並みながら旅にでる(10)

映画「アマルフィ女神の報酬」を見ました。ストーリーもさることながら映像の美しさがすばらしかったです。数年前、近くのポジターノに宿泊し、アマルフィやカプリ島を巡りました。この辺はどこも海岸らしい海岸はなく、海まで断崖が続いています。その急坂…

400年周期

日本の歴史は大和政権から始まりますが、だいたい300年代の後半からの400年間が古墳時代です。続く平安京に移ってからの400年間が貴族政治です。さらに400年となりますと、そうです鎌倉幕府によって政権が貴族から武士に変わります。 また400年ほど経ちます…

50年に1度

政権の本格的な交代はいわゆる55年体制以降、初めてとなり、50年に1度のことと言えます。 歴史というのは面白く、なぜか周期を刻みます。ファイナンシャル・プランナーの川口一晃さんによりますと、日本の歴史は400年周期で動いているということです。

マドンナ台風

「山が動いた」89年当時は、リクルート問題や宇野総理の女性問題のさなかの選挙で、社会党は46議席を獲得し、与野党逆転を果たしました。女性議員の当選が多く「マドンナ旋風」と言われました。自民党は結党以来初めて参議院での過半数を失います。歴史は繰…

大山が動いた

「山が動いた」という名言は1989年の参議院選挙時、当時の社会党委員長、土井たか子さんによるものですが、そこから20年経った今年、さらに大きな山が動きました。 自民党は第一党の座を民主党に譲り、鳩山政権が誕生することになります。