2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

タイミングモデル

経済環境の分析だけではなく、相場の動きによって、アロケーションを変更するものもあります。騰落率とか価格の移動平均線とか、相場の動きを示す指数の変化によって、アロケーションを変えていくということです。指数の変化をモデル化した「タイミングモデ…

アロケーションは経済環境の分析から

タクティカル・アセット・アロケーションを行う投資信託は、経済環境を分析することによって、実際のアロケーションを行うわけですので、その分析が運用実績に大きく影響してきます。 欧州経済が予想以上に弱くなると踏んで、欧州株を売却した後、実際はそれ…

アロケーションの制限

タクティカル・アセット・アロケーションには、全てのアセットクラスを売却してキャッシュにすることができるものもありますが、各アセットクラスの配分について、組み入れの上限と下限を設けているもののほうが多いようです。 例えば日本株は10%から20%と…

スローライフその4.芸術を極める(3)

10年ほど前から絵を描いています。油です。水彩と違って、失敗しても何度も上から書き直すことができますので、初心者向けだと考えて始めました。始めて驚いたのは、画材の価格の高さです。筆もいいものは結構な値段がしますが、なんといっても絵の具です。 …

キャッシュのポジション

タクティカル・アセット・アロケーションが、タイミングを図るというのは、あるアセットクラスを増やす、つまり追加で買い付けたり、反対にあるアセットクラスを減らす、つまり一部売却したりすることをさしています。 タクティカル・アセット・アロケーショ…

タクティカル・アセットアロケーション

ストラテジック・アセット・アロケーションと異なり、投資環境に合わせて機動的にアロケーションを変更するような手法を、タクティカル・アセット・アロケーションといいます。タクティカルとは「戦術的」ということです。 例えば欧州経済がまだ悪化すると考…

タクティカル・アセット・アロケーションの投信

タクティカル・アセットアロケーションは、「TAA」という略称で表されることもあります。投資信託のファンド名にもつけられることがあります。 かつてTAAをとって「TAA坊(ター坊)」という名前の投信がありました。同じ時期にフレキシブルにアロケ…

タクティカル・アセット・アロケーションとタイミング

タクティカル・アセット・アロケーションは、考え方によってはタイミングを図るものだともいえます。「何を買うのか」というのと並んで投資の基本となる「いつ買うのか」というタイミングです。 前に、いつ買うのか売るのかのタイミングは、基本的に自分で決…

スローライフその3.田舎に暮らす(3)

老後まで田舎に暮らすには、いくつかの条件をクリアする必要があります。その第一は買い物の利便性と、医療設備です。できれば気候は温暖なほうがいいですよね。その意味でも海の近くはいいです。一度大雪のときに、車で房総半島を館山まで走ったことがあり…

ストラテジック・アセットアロケーション

ストラテジック・アセットアロケーションのストラテジックとは、「戦略的」ということです。 戦略的に長期的な視点でアロケーションを行い、投資環境の変化にも最小限の対応にとどめることが特徴です。長期的な運用資金の代表は、生命保険や年金資金、そして…

91.5%

アセットアロケーションの効果は、このような言葉で表されます。「ポートフォリオ・リターンの変動の91.5%は、アセットアロケーションで決定される」 これは今のUBSグローバル・アセットマネジメントにつながるブリンソン・パートナーズの創設者、ゲーリ…

アセットアロケーション

リーマンショック以降の、ほとんど全ての国の株価が同時に、大きく、短期間の間に値下がりした時にも、同時に債券を買っておけば、リスク分散効果は出ていました。 一方で、国際分散投資のポイントは国外への投資にあるわけですので、国内の株や債券を除いて…

スローライフその2.月並みながら旅にでる(3)

日本のサラリーマンも徐々に変わりましたが、昭和の時代に入社した私たちの世代としては、やはり簡単に休みは取りません。大手を振って休めるのは年末年始、ゴールデンウィーク、そして夏休みくらいです。 みな同じことを考えるので、これらの時期は道も旅館…

国外への投資

フォーリン&コロニアル・ガバメントボンド・トラストが設立された当時のイギリスと同じく、今の日本も経済は成熟し、国内の投資だけでは、十分な収益が得られなくなっています。特に株式市場はいまだに1989年末の最高値の4分の1以下の水準にありますし、金…

投資信託第1号

国際分散投資の基本は国外への投資にあると思います。 初めての投資信託は、イギリスの「フォーリン&コロニアル・ガバメントボンド・トラスト」であるといわれます。これはフォーリン、つまり国外の国とコロニアル、つまり当時のイギリスの植民地政府が発行…

国際分散投資は死んだのか?

2003年以降注目を集めた国際分散投資ですが、基本的な考え方はリスクの分散です。しかし2008年9月のいわゆるリーマンショック以降、その分散効果が効かなくなった、人によっては「国際分散投資は死んだ」ということがあります。 9月から11月にかけて、世界の…

国際分散投資

国際分散投資という言葉があります。一般には日本株や日本の債券だけでなく、海外の株や債券を組み合わせて、同時に投資するということを指しています。 さらに株、債券だけでなく、REITなど不動産投信や、コモディティと呼ばれる資源や穀物などの指数に…