2010年、アジアの時代

 では諸外国と比べて日本株が低迷する要因は何かというと、なんと言っても人口動態だと思います。人の増えない国、高齢人口の増え続ける国に、投資する人が増えてこないのはある程度仕方ありません。
 ただし日本の企業のなかでも、その市場を国内に求めず、海外、特に成長著しいアジアに求めるところが増えてきているのも事実です。日本経団連は2010年のテーマを「アジアと環境」と打ち出しました。これらのアジア派企業の動向が、2010年の株式市場を救ってくれると期待したいと思います。