スローライフその4.芸術を極める(14)

 お正月休み、映画「のだめカンタービレ最終楽章・前編」を見ました。(知っている人だけに申し訳ありませんが)千秋がマルレ・オケの常任指揮者に就任し成長していく姿を隣で見ながら、コンセルヴァトワールでピアノを勉強しつつ、千秋との距離が広がっていくのを感じるのだめ、というストーリーです。
 ドラマやアニメとの歳代の違いは、映画館の音響でした。お話は、今やのだめのテーマとなっているベートーベン交響曲第7番第1楽章から始まりますが、やはり迫力が違います。圧巻はマルレ再興のシーズンとなる年の、記念すべき第1回定期演奏会のオープニングで演奏されたチャイコフスキーの序曲「1812年」でした。本物の大砲の音が響き渡るさまは、映画館でなくては経験できない音感でした。