毎月分配の原資

 相変わらず毎月分配型ファンドが売れています。リーマンショック以前の残高を超える勢いです。
 毎月分配型といっても、みな同じではありません。投資する対象によって、分配金の原資になるものが違います。代表的なものとしては、債券の金利収入が挙げられます。そして株の配当、REITの配当など、いわゆるインカムゲインと、キャピタルゲイン、つまり値上がり益も原資となります。
 一方で投資する対象によって、リスクも変わってきます。国内債券や、外国債券でも為替ヘッジをしているものに投資しているものは、あまり大きな分配金は期待できませんが、その分値動きがゆるやか、つまりリスクが小さいのですが、株や外国為替に投資するものは、大きな分配金が期待できる一方、大きく値上がりする可能性もあれば、大きく値下がりする可能性もある、つまりリスクが大きくなります。