スローライフその4.芸術を極める(17)
海外の美術館に行くと、そのコレクションに圧倒されます。国内では、たまの企画展に何十分も並んで見なければならない名画が、そこここに飾ってあります。
ニューヨークのメトロポリタン美術館や、ニューヨーク近代美術館。ボストン美術館、ロンドンのナショナルギャラリー、パリのルーブル美術館やオルセー美術館。もちろんかの地の画家のかの地の作品ですので、所蔵が多いのは当たり前ではありますが、日本にももっと、もってこれないものでしょうか。
前にゴッホのひまわりを高値で落札した経済人が、メディアにたたかれていましたが、あのような剛毅な人が出てこないと、次の世代の名作もなかなか集まってこないのではないでしょうか。
その意味でも京橋のブリジストン美術館や倉敷の大原美術館は、今後めざすべきひとつの方向を示唆しているように思います。