単独介入と協調介入

 週末のメディアは円売り介入の評価についてのものが多いですね。結論は結果を見守りましょう、しかないのですが、意見としては単独介入でなく協調介入でなければ意味がないというものが多く見受けられました。
 日米欧の思惑が真っ向からぶつかるなか、プラザ合意ルーブル合意の時代のような強調は、少なくとも米ドル、ユーロ、円の間での再現は難しいのではないでしょうか。先進国にそれだけ余裕が無くなってきたということでもあります。
 新興国通貨に対しては、3者の立場が似通っていますので、今後の協調介入もありうるかも知れません。ただ今までの協調介入のほとんどは、日本も泣く泣く円買い介入せざるを得ない、日本バッシングの象徴でしたので、それを新興国もにというのは寂しい思いもしますけれど。