運用哲学

 定性評価にはさまざまなものがありますが、まずはなんといってもそのファンドもしくはその運用会社の「運用哲学」です。大きな運用会社はさまざまな投資信託を運用していますので、ひとつの哲学としてくくれないものもありますが、中小のブティック型運用会社には、特徴のあるものが多いです。
 大きな運用会社でも例えばPIMCO社のように、債券運用に特化し、市場や商品間の歪みが正常化するのを捉えることを哲学としているものもあります。
 運用哲学の評価の次には、その運用哲学を遂行する組織と人員の評価が必要です。いくら哲学がしっかりしていても、それを遂行することができなければ意味がありません。
 投資信託の目論見書を見ると、必ず組織と人員について書かれています。