スローライフその4.芸術を極める(6)

 また「題名のない音楽界」からの話題です。先週と今週は吹奏楽特集です。日本ほど吹奏楽が発展している国はないといわれます。先週の番組では、吹奏楽の発展に寄与した吹奏楽コンクールの曲が特集されていました。
 管楽器はピアノなどの鍵盤楽器や、子供用の小さいサイズがある弦楽器と違って、ある程度体が大きくなってから始めることが多い楽器です。そのため、中学校の吹奏楽部で初めて楽器を触ったという人が大半のようです。
 多くの中学校や高校の吹奏楽部は、夏のコンクールを目指します。地区大会の参加数は10,000校を超えますが、ここから始まって県大会、支部大会、そして全国大会を目指します。全国大会の会場は、吹奏楽の甲子園ともいわれる「普門館」。このコンクールのため、吹奏楽部の夏休みは、どこかのレベルで敗退するときまでありません。文科系体育会と言われるゆえんです。
 2007年の大会では、甲子園の土のイメージで、普門館のステージの床材と同じリノリウムのカードが配られたそうです。