合併アービトラージと相対価値

 アービトラージにはほかにも、企業の合併や買収時に、理論価格より高い、安いの差をとりに行くものもあります。「合併アービトラージ」、「マージャー・アービトラージ」といわれます。マージャーとは合併のことです。
 このように株のロング・ショートや債券アービトラージ、マージャー・アービトラージのものを総称すると「相対価値戦略」といえます。2つの資産の相対的な価値の差を、収益の源泉とする運用です。英語では「レラティブ・バリュー戦略」といいます。