スローライフその1.読書に耽る(8)

 伊坂幸太郎さんは今やヒットメーカー。伊坂さんの作品はまだそれほど多くはありませんが、多くのものが映像化されています。
 近いところでは、「重力ピエロ」です。小説に劣らず、映画のほうもとてもいい作品に仕上がっていました。加瀬亮さん、岡田将生さんの演技もすばらしく、仙台近郊の画像もそれは美しく、さらに音楽が、作品全体の透明感をつくっていました。
 映画は総合芸術だと思います。優れた原作や脚本があり、しっかりした役者の演技、構成のしっかりした映像、そして流れる音楽はスローライフを彩ってくれます。
 前に書いた「西の魔女が死んだ」もそうですが、いい原作がいい映画になると、とても幸せな気分になれます。