市場も追い風

 証券会社が冷たい視線を送るなかで、銀行は毎月分配に流れました。その結果、今までほとんど投資信託になじみのなかった資金が、グロソブを通じて証券市場に流れてきました。
 証券会社では引き続き、ソブリン債といえども金利上昇時の価格下落リスクや、為替リスクは相当大きいものがあり、安定的な分配が行われるかどうかは不明である、とのスタンスでした。
 ところが相場にもフォローの風が吹き、世界的な金利の低下、円の独歩安という流れのなかで、基準価額は安定的に推移し、分配金も安定的に出されました。