スローライフその1.読書に耽る(9)

 ちょっと前ですが西尾維新さんの戯言シリーズ、文庫で読み終わりました。全巻を並べますと「クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い」「クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識」「クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子」「サイコロジカル(上) 兎吊木垓輔の戯言殺し」「サイコロジカル(下) 曳かれ者の小唄」「ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹」「ネコソギラジカル(上) 十三階段」「ネコソギラジカル(中) 赤き征裁 vs. 橙なる種」「ネコソギラジカル(下) 青色サヴァン戯言遣い」となります。
 ファンにとっては「いまさら」だと思いますが、興味のあった作品が文庫になってくれたおかげで、気軽に読めてよかったです。語り部である主人公の名前が最期まで出てこないというのもすごいのですが、特殊な、というか際立ってキャラ立ちの強い登場人物が数多く登場し、読んでて飽きません。第一作のクビキリサイクルは、メフィスト賞を獲っています。
 いろいろな見方があると思いますし、一般の小説と一緒に比較していいのかという思いがありますが、とにかく面白く読めました。