さらなる分散と3分法

 毎月分配型投信のなかでも、いくつかのものを組み合わせるのも分散のひとつです。例えば債券だけでなく、高配当株式やREITを一緒に持って組み合わせることによって、分配金の上昇が見込めます。それぞれ違った値動きをしますので、分配金水準が上がった割には、リスクは上がらない分散効果も期待できます。
 債券、株、REITを一度に組み入れた投資信託は、「3分法」という名前で呼ばれることが多いようです。これはかつての財産三分法、すなわち財産の管理方法として現金と株、そして不動産に分けて持つことによって、一度に毀損するリスクを避けるということです。