スローライフその1.読書に耽る(14)

 直木賞作品のなかで、いまや入手困難となった作品を集めた、「消えた受賞作〜直木賞編」を読みました。この本は有名サイト「直木賞のすべて(http://homepage1.nifty.com/naokiaward/)」から生まれたものです。このサイトは一般の方とは思えない豊富な情報量と、直木賞に対する愛情あふれた解説で、よく訪問させてもらっています。
 収録された作品は、第3回直木賞受賞の海音寺潮五郎さん「天正女合戦」、第13回受賞の木村荘十さん「雲南守備兵」、第18回受賞の森荘已池さん「山畠」「蛾と笹舟」、第19回受賞の岡田誠三さん「ニューギニア山岳戦」、第21回受賞の富田常雄さん「面」「刺青」、第23回受賞の小山いと子さん「執行猶予」、第53回受賞の藤井重夫さん「虹」といったラインアップです。
 恥ずかしながら、海音寺潮五郎さんと岡田誠三さん以外は、名前も存じませんでした。最近の直木賞と同様、どれもたいへん面白く読めました。正月は続編の「消えた直木賞〜男たちの足音編」を読む予定です。