スローライフその4.芸術を極める(18)

 この休みで、「1Q84」のBook3を読みました。出てすぐに買ったのですが、休日もほとんどなく、読む機会がなかったので、ちょっと遅れての読了となりました。普段の読書場としては電車のなかが最も時間的に長いので、文庫本しか読んでいません。東京の通勤事情に詳しい人なら同意してくれるかと思いますが、1Q84クラスの大きさとなると、ちょっと電車で広げるのは至難の業です。老眼が入ると、顔に近づけて読むのも難しいだろうなあと思います。
 さて、その1Q84にはヤナーチェクの「シンフォニエッタ」がよく登場します。主人公たちの心境を表すように効果的に使われています。家になかったので、CDを買いに行きましたが、あまり大きなCDショップではなかったため、2枚しかありませんでした。そのうちの1枚が、何とこの1Q84に出てくる曲を集めたオムニバスでした。1Q84ブームはさまざまなマーケットを広げているようですね。
 シンフォニエッタ小澤征爾さん指揮、シカゴ交響楽団の演奏でした。迫力満点でした、他にもバッハの平均律クラヴィーア曲集や、サラ・ブライトマンさんが歌う庭の千草、さらにはブラームス交響曲第1番の第1楽章だけ(?)なども入ってました。これを聴きながら読めば、村上ワールドにさらにディープにはまりそうです。