日本のファンドマネージャー

 日本のファンドマネージャーは、いわゆるサラリーマン・マネージャーがほとんどでした。そのために例えば営業職から内勤に替わるのと同じような感覚で、人事異動がありました。
 最近ではさすがに日系の運用会社でも、運用部門はその中でローテーションすることが多いようです。若いうちはアナリストとして運用に必要なさまざまな資料を収集したり、ファンドマネージャーの補助として働いたりして、経験をつんだ後にひとり立ちするというようなかたちです。
 そういった意味で、運用部門の人たちは急速にプロ化しています。発注部門のトレーダーも同様です。最近では海外のものに投資する投資信託が増えていますので、海外の運用会社が注目されていますが、国内の運用会社もすてたものではないということです。