新興国によって異なるリスク

 日経ヴェリタス新興国投資の特集をしていました。視界はまだ不良ながら、押し目買いの好機とも考えられるが、欧米も復調がかぎになるだろうとのことでした。
 そこで面白い表が掲載されていました。現在の資源安や信用危機が及ぼすリスクが、地域や国によって異なるということです。例えば資源安は、資源の高騰が経済成長のけん引役となっていたロシアやブラジルでは大きくマイナスに作用しますが、中国やインドではさほどの影響は受けないということです。
 考えてみれば当たり前のことなのですが、改めて今の局面というのは、経済の環境と離れて、何でもかんでもが過度に売られすぎているということなのでしょう。