投資信託第1号

 国際分散投資の基本は国外への投資にあると思います。
 初めての投資信託は、イギリスの「フォーリン&コロニアル・ガバメントボンド・トラスト」であるといわれます。これはフォーリン、つまり国外の国とコロニアル、つまり当時のイギリスの植民地政府が発行するガバメントトラスト、つまり国債など政府債券に、分散して投資するものです。今でいうとグローバルソブリンですね。
 当時のイギリスは産業革命後の経済が停滞していた時代で、国内の金利は低い水準に据え置かれていましたので、国外の高い金利を取ろうというのが目的です。
 投資信託はその成り立ちから、国際分散投資だったわけですね。