グロソブ

 グロソブは海外のソブリン債券、つまり国債やそれに準じる信用度の高い債券に分散投資するファンドとして、デビューしました。
 グロソブが作り出した新たなパラダイムは、「使いながら増やす」という、毎月分配金の世界です。厳密にはそれまでにも毎月分配型のファンドはいくつかありましたが、グロソブは銀行窓販ルートを使って全国に毎月分配を広めました。
 当初、それまでの投資信託メジャープレイヤーであった証券会社では、「毎月分配金を出すと言うのは、複利効果のメリットを失うことを考えると、大いに非効率的ではないか」との意見が大勢でした。