本格的な海外投資の始まり

 90年代半ばからは、チャイナ・ファンドの時期を経て、いよいよ本格的な海外投資がスタートします。そこで注目されたのが、先進国のソブリン債に投資するファンドでした。「毎月分配」という新しい商品性と、98年12月から参入した銀行チャネルを活用し、瞬く間に大きなカテゴリーを形成しました。
 海外の株はどうかというと、1999年を中心にいわゆるIT相場を受け、インターネットやメディア関連株のファンドが出てきました。ただ当時はやはり日本株が中心で、投信も海外株よりも日本株ファンドの実績が見直されるようになっていました。